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  • 元気で長生きと歯の関係・・・②

    クリーニング, 加齢, 健康について, 中・高年期

    朝晩の寒さの厳しさもだんだんと緩和されてきて、日中も過ごしやすくなってきました。春を感じるようになってきましたね。新しいことを始めるには大変いい季節です、何かにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。コロナウィルスでまだネガティブな情報が多いですが、そんなことに負けず、みんなでがんばっていきましょう。

     

    さて今回も長生きについての続きです。

     

    ◎歯を失うことは正しい老化?

     

    年を取ると体の機能は変化していきます。高齢期ではそれが老化現象となり、さまざまな高齢期特有の病気を引き起こすことになります。

    老化は個人差の大きい現象ですが、口においても起こります。一人平均の失った歯の数の推移や、歯を抜いた患者さんの年齢分布などを見ますと、50歳を境に歯を失うことが多くなるのがわかります。一般に、口の老化を考えた場合、多くの人は歯が何らかの理由でなくなったため、入れ歯をしているという事態を思い浮かべるのではないでしょうか。

     

     

    しかし、この歯がなくなったという事態は、正常な口の老化とは言えません。

    歯を部分的に失った後、噛めるために使われる被せ物や部分入れ歯を装着している人の割合と、歯をすべて失った後に使われる総入れ歯を装着している人の割合を見ると、被せ物は35~39歳で、部分入れ歯は55~59歳で、総入れ歯は65~69歳で急に増えていることがわかります。また、歯を抜いた原因を見てみますと、50歳代以上の約80%をむし歯と歯周病が占めています。

     

     

    このようなデータを見ますと、50歳以上の年齢になって残っている歯の数が少なくなるのは、老化という防ぐことができない自然の現象と思う方がいるかもしれません。しかし、この現象は年を取ることによる自然なものではなく、歯や歯ぐきの病気が招いた結果に過ぎないのです。

     

    歯を失う前から、常に自分の口の中に関心をもち、たとえば歯が黒くなっていて小さな穴が空いていると気がついた際、あるいは歯磨きをしたときに歯ブラシに血が付いていることに気がついた際、歯科医院で適切な治療を受けていれば、歯を失わずにすんだかもしれません。高齢期だからといって、歯を失って入れ歯を必要としているという事態は、それまでの人生において歯の病気に対する注意が不足していたことも原因であり、老化による当たり前な現象ではないのです。

     

     

    「元気で長生き」な高齢期のためには、自分の口から食べられる楽しみを常に持ち続けることが大切です。この楽しみを求める行動にタイミングはありません。「元気で長生き」を求め、今すぐに出発してください。

    高齢者の方は特にお口の定期的なメンテナンスが必要です。当院では優秀な歯科衛生士が在籍しております。健康な歯のために月に1回はクリーニングを心がけましょう。

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