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  • 元気で長生きと歯の関係・・・①

    クリーニング, 加齢, 健康について, プラーク, 中・高年期

    3月に入りました、コロナウィルスの影響で普通に生活していても毎日不安が募りますね。とはいっても仕事や学校などもいつまでもお休みのままとうわけにはいきませんので、まずは感染防止としてマスクやアルコール消毒など自分たちで出来る対策をやっていきましょう。

     

    今回からは長生きについてです。

     

    ◎高齢社会の日本

    老年人口が増え、日本は高齢社会を迎えています。それに伴って高齢者の生活のあり方に対する関心が高まり、健康で生きがいに満ち、社会の一構成員として充実した生活が求められています。

    単なる長生きが目標であれば、時間だけを見ていけばよいことになり、たとえば、70歳代から寝たきりになって100歳まで生きた人のほうが、元気に社会生活を送り85歳まで生きた人よりも目標を達成したことになります。

    しかし現在は、生活の質も重要だとされ、「元気で長生き」ということが理想とされています。このためには、楽しく食べることができる口の機能の維持が不可欠です。

     

    ◎食べることと脳の関係

    食べることの目的は、生きていくために必要な栄養を摂ること、おいしいものを食べることで快感を得ること、「血液をサラサラにする」など食べ物の成分によって体をきれいにすること、友人や家族などと楽しい時間を共有することなどが考えられます。

    これらの目的のなか、高齢期において重要なのは、必要な栄養を摂ることです。

    十分に噛むことができない、あるいは自分自身の残っている歯の数が減ることは、食べる能力の低下を招き、噛むことを無意識に避けようとします。その結果として、食べ物の種類が少なくなり、栄養が偏り、健康でなくなる危険性があります。

     

     

    さらに、高齢期に十分に食べる機能を維持していることは、脳の健康維持にも繋がると言われています。最近の研究によれば、残っている歯の数が少なくなり、食べる機能が十分に果たせなくなると、計算や思考、記憶と関係する脳の部分が衰えるとの報告があります。このことから考えれば、歯の数が減少し、食べる機能が損なわれることは、脳の健康も損なう危険があることになります。

     

    高齢者の方は特にお口の定期的なメンテナンスが必要です。当院では優秀な歯科衛生士が在籍しております。健康な歯のために月に1回はクリーニングを心がけましょう。

     

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