Home > クスノセ歯科BLOG > お母さん、ご存じですか?(授乳・哺乳・離乳)・・・・・③
みなさんお元気ですか?12月です。忙しい忙しいと言っていると、あっというまにクリスマスが来て、年末になってしまうのがこの季節です。仕事も遊びもしっかり準備して余裕をもって行動したいものですね。本格的な寒さが続くようです体調には十分に注意しましょう。
さて今回も赤ちゃんの成長とお口の関係についてのつづきです。
~赤ちゃんの発育の二つの面~
赤ちゃんが育っていくということは二つの意味があります。一つは体の形の成長で、もう一つは運動の発達です。食べるということは全身の成長・発達の大切なポイントになります。食べるための手の動きはもちろん、食事は姿勢にも影響を与えます。感覚や心の発達、内臓の発達とも密接に結びついているのです。乳児の口は生れ持って母乳やミルクを吸うのに適した形になっています。やがて乳歯が生えそれを支えるアゴの骨も形が変化していきます。このころに離乳が始まり、くちびるや舌の動かし方、アゴの開け閉めの仕方、そして物をかんで飲み下すことを覚え始めていきます。成長と発達という両方の大きな変化が同じ時期におこり、物をかんで飲みこむことができるようになります。
私たちはなにげなく、食べ物をかんで飲み下していますが、くちびるや歯、舌などの感覚が食べると行動のために非常に重要な働きをしています。それは私たちが、赤ちゃんだった頃に「離乳」の一連の流れを経てきたからこそできることなのです。
乳児はおもちゃなどいろいろなものをすぐに口に入れようとします。それは口やくちびるの感覚がもっとも敏感だからです。口に物を持っていくことで、その感覚を確かめ、そして様々な感覚を体験していくことによって、感覚の機能を高めていきます。多く感覚を体験することで、より複雑な運動もできるようになります。離乳食などでいろいろな食べ物を覚え、その感覚を十分に確かめてもらうことが、子供の発達につながります。
赤ちゃんのお口のことで、何かわからないことがあれば、お気軽に当院までご相談ください。
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