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  • 乳幼児・・・歯とお口の発育について

    小児歯科, 子ども

    こんにちは。
    夏に向けて、確実に暑くなっていますね。
    しっかりと水分補給をしてください。

     

     

    今回も乳幼児のお口の健康管理についてです。

     

     

    ①0歳~5ヶ月頃
    乳歯が生えてくるまでの時期を「無菌期」といいます。この時期の赤ちゃんは、
    上あごと下あごを合わせると、前歯が生えてくる辺りに隙間があります。これを顎間空隙
    (がくかんくうげき)といいます。また上あごの内側には吸啜窩(きゅうてつか)というくぼ
    みがあります。
    この隙間とくぼみが赤ちゃんが哺乳しやすい構造になっています。
    そして、哺乳にかかわる無意識の行動はやがて消え、咀嚼ができるようになります。
    この頃の乳児は自分の意思で咀嚼ができるようにするための準備として口に
    おもちゃを入れたりするようです。

     

     

    ②生後約5ヶ月~3歳頃
    生後6ヶ月くらいになると乳歯が生えてきます。この時期のことを「乳歯の萌出開始時期」
    と呼びます。
    歯が生えててきたことは、哺乳から咀嚼(そしやく)への発達のサインです。

     

     

    ③3歳~5歳頃
    3歳くらいになると20本の全ての乳歯が生えてきて上と下の歯が噛み合います。
    この時期を「乳歯咬合の完成期」といいます。
    この時期の歯並びを見ますと、前歯の歯と歯の間に隙間が見られます。これらは
    永久歯が生えてくるためのスペースとなります。

     

    歯と口の病気は子供の頃に始まります。乳歯のむし歯は母乳やミルクを長期間
    飲ませ続けると悪化します。また乳歯が病気で早く抜けたりすると、永久歯の噛
    み合わせが悪くなる原因となります。
    子どもの指しゃぶりは本来、自然な行動ですが、乳歯の噛み合わせが完成する
    3歳頃までにやめないと開咬(かいこう)の原因となります。
    乳幼児期は「咀嚼(そしゃく)」を身につけるための大切な時期ですので、お子様

    の歯と口の清掃や規則正しい食生活、かかりつけの歯科医院での定期健診など

    を心がけてください。

     

    将来お子様の大切な歯を削らせないなめには予防検診が一番です。

    乳幼児はお口や歯に何もトラブルがなくても、歯医者さんで診てもらいましょう。

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