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5月も終わろうとしています、気候も暑くなってきました。関西も緊急事態宣言は解除になりそうです。しかしコロナウィルスの脅威はまだまだ続きます。外出して遊びたい気持ちはわかりますが、ウイルスとの戦いはまだもう少し続きます。皆様、コロナに負けず、一緒に頑張っていきましょう。
さて今回もドライマウスについての続きです。
ドライマウスの原因はさまざまです。
ます、老人性ドライマウスですが、おおむね80歳を超えてからドライマウスが起こりやすくなると言われています。年を取ると唾液を出す組織である唾液腺が脂肪に置き換わり、唾液が出にくくなります。また特に夜間、トイレに行くのがおっくうになるため、水分の摂取を控える傾向にあり、乾燥感が強くなります。
薬剤性ドライマウスは、服用している薬に原因があるドライマウスです。しかし、ドライマウスになったからといって、処方されていす薬の服用を勝手に中止してはいけません。
本当にこの薬が必要なのか、ほかにドライマウスになりにくい薬に変えることはできないのか、医師に相談することが重要です。
糖尿病などの病気や人工透析によるドライマウスもあります。特にこの場合は、自分自身が病気を認識し、ドライマウスとの関係を理解することが大切です。
精神・神経性ドライマウスという場合もあります。唾液は精神・神経状態に左右されますので、緊張や悩み事でつらいときは口が乾きます。ストレスの発散が大切ですが、神経内科や心療内科を受診し適切なアドバイスをもらうことも可能です。
脳血管障害性のドライマウスの場合、食べる機能の障害の問題も出てきます。早い時期のリハビリテーションを行うだけではなく、口の中を清潔にすることが必要です。
術後性・放射線性ドライマウスは、頭や頸の手術を行って唾液腺がなくなったり、放射線を当てる治療を行って唾液腺がダメージを受けたりしたことが原因で、唾液が出なくなった状態です。
そのほかに、免疫機能の異常から唾液腺を自分で壊していく病気であるシェ-グレン症候群性ドライマウスもあります。この場合、ドライアイも起こります。初期であれば唾液分泌促進剤を使いますが、進行している場合には湿潤剤や保湿剤を用います。
日常生活上の注意点
唾液腺のマッサージは、初期の場合は有効です。また食事の際にはよく噛むようにし、アルコール入りのうがい薬の使用は控えてください。実際には、ドライマウスを根本的に治療するのではなく、乾燥状態を緩和する方法を考えることが多くなります。現在、多くの種類の湿潤剤・保湿剤が発売されており、たとえばジェルタイプでは粘り気が強く長期間保つことができますので、眠っているときなどには便利です。
口の中の乾燥を自覚したら、すぐに当院でご相談下さい。診察でチェックさせていただきます。
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